【就活生必見】裁量労働制に騙されるな!~SEには不向きな制度~

就活中の皆さん、企業選びの際に給料は気にする点の一つだと思います。

そんな皆さんに参考になる「裁量労働制」について今回は説明したいと思います。

裁量労働制とは

裁量労働制は労働時間を労働者の裁量に任せた制度です。

わかりやすく説明すると、裁量労働制により労働時間を「9.5時間」と定められている場合、3時間働いて帰ろうが、12時間働こうが支払われる給料は「9.5時間」働いた分と同じだけ支払われます。

裁量労働制のメリット・デメリット

裁量労働制のメリット

裁量労働制の最大のメリットは何時間働こうと支払われる給与が決まっているということです。

今の社会は8時間労働が基本とされています。

裁量労働制により労働時間を「9.5時間」と定められている場合、毎日定時で帰宅しても1.5時間の残業をした分と同じ給料が支払われます。

つまり、仕事が少なくだらだら1カ月過ごしていても月30時間残業をしている人と同じ給料が貰えます。

裁量労働制のデメリット

裁量労働制の最大のデメリットは仕事量が多く残業時間が多い人は、ただ働きになってしまうということです。

裁量労働制により労働時間を「9.5時間」と定められている場合、9.5時間を超えて残業した分の給料は一切支払われません。

そもそも裁量労働制には「残業」という概念がないので定められた労働時間より少なく働くか、多く働くかが重要になります。

裁量労働制の企業で働いてみて(IT系)

管理人は現在とある情報系企業で働いています。

私の勤めている会社は4年目から裁量労働制になります。

3年目までは残業代が支払われます。

情報系の企業は自社開発の行っているなどの場合を除いて、基本的に現場配属になるケースが多いです。私も現在は現場に配属されていて、このような場合現場のルールに勤怠を合わせるため、仕事が終わったから早く帰りますなどはできません。

 

参考

ここで私の現場の労働時間と給料の関係をお話しします。具体的な数字を出しかなり参考になると思うのでぜひ見てください。ちなみに手取りです。

・現場配属2年目残業なしの私の友人(違う現場)の給料…約19万円

・現場配属2年目残業時間50時間の管理人の給料…約28万円

・現場配属5年目残業時間50時間の先輩(同じ現場)の給料(裁量労働制)…約23万円

上記の金額は手取りの金額です。

残業時間が多すぎるという点を除いて、ここで問題なのは裁量労働制の先輩はめちゃくちゃ損をしているということです。

私の会社は労働時間が8時間、それ以降は残業ということになります。(どの会社も一緒だと思う)

裁量労働制は労働時間が「9時間」と定められています。

つまり、裁量労働制では毎日1時間の残業、月20時間の残業をしたことと同じ給料が貰えます。

ということは、配属5年目残業時間50時間の先輩は現在、月30時間分の残業代を損しているということになります。

 

裁量労働制は得する人と損する人が顕著に表れる制度と言えます。

結論と就活生へのアドバイス

ここまで話してきて、私の意見をまとめたいと思います。

結論を言うと、SEを目指している人に裁量労働制はおすすめできません!

皆さんもイメージがあると思いますが、SEの平均残業時間は他の業種に比べて少し多いです。

残業時間が多い場合、裁量労働制では損します。

ちなみに就活をしていると、裁量労働制の企業は、

「同じ仕事をしているのに、仕事が遅い人のほうが給料多いのは不公平でしょ?」など言ってきます。

ああ~なるほどと納得してしまいそうですが、そもそも企業で仕事内容が全く同じ人なんていません。

全く同じ事をするのは研修の時くらいです。

もしろ仕事が早い人はどんどん仕事を依頼されるので、残業も増えます。

裁量労働制は損する側になった場合、仕事のやる気もなくなるので皆さんよく考えましょう。

 

 

 

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