高配当株で不労所得を得ることが私の夢です。
将来、働かずに不労所得だけで暮らすためには、高配当株投資が一つの鍵になると思っています。
今回は今後持ち続けたい高配当株を自分なりに徹底分析していきたいと思います。皆さんの参考になるように詳しく、わかりやすく分析していきますので見ていってください。
今回は「日本たばこ産業」を徹底分析します。(2025年7月1日時点での分析です)
株価
評価:★★☆☆☆
日本たばこ産業の株価の推移は図1の通りです。1株当たりの株価は現在約4,200円となっています。

1株約4,200円は高額と言えます。図1のチャートを見ると2016年から2020年で下落相場となり、その後は右肩上がりとなっています。数年単位で株価が上下しているため株式購入のタイミングが難しい銘柄となっています。
業績
評価:★★★★☆
日本たばこ産業は売り上げ、利益ともに高い水準で安定しています。
カナダ訴訟問題があり、一時的に利益が減少したことがあります。大きく成長はしていませんが、堅実というイメージです。
配当
評価:★★★★★
日本たばこ産業は高い配当利回りを維持している会社です。
各年の配当推移を見ても、株主還元の意識が強いことがわかります。
優待
評価:☆☆☆☆☆
日本たばこ産業の株主優待は2023年の発送分をもって廃止となっています。 過去は食品セットを保有株数によって贈っていたため、高配当銘柄の中でも魅力のある優待であったため少し残念です。
市場
評価:★★★☆☆
日本たばこ産業はその名の通り、たばこ産業が中心となっています。
日本企業の中では唯一たばこの製造ができる会社ですので、そういった意味では日本企業に競合はいません。海外企業には競合が複数います。
国内では紙巻きたばこの需要が増えているとは言えず、加熱式たばこでは「IQOS」の人気から他社に優位性を奪われていると分析できます。
将来性
評価:★★☆☆☆
たばこ市場は成熟した市場と言えます。
日本での紙巻きたばこ需要が今後増えていくとは考えにくいため、海外事業の拡大や加熱式たばこの売り上げ拡大が成長のカギになると思います。しかし、その場合は海外企業との競争にもなるため、すでに成熟したたばこ市場では急成長は難しいという見解です。
危険性
評価:★★★★☆
(★☆☆☆☆:とても危険(リスク大)~★★★★★:とても安全(リスク小))
日本たばこ産業は成熟した企業であり、投資対象としてもリスクは少ないと思います。ただし、海外にも事業を展開しているため、地政学リスク、為替リスク、また訴訟問題もあることには注意が必要です。
合計スコアと総括(こんな人におすすめ)
日本たばこ産業の合計スコアは20点(35点満点)となります。各評価は以下の図2のようになります。

★総括★
・配当のみを重視する人には最適(配当以外の魅力が乏しいと思っています)
・株主優待はない
・たばこ市場は成長性が乏しいイメージ(成熟市場のイメージ)
・安定企業のイメージがあるが株価の大きな上下があるため購入タイミングが難しい
→右肩上がりなどわかりやすい株価状況ではないためどこで買うかが重要
まとめ
今回は日本たばこ産業について分析してみました。
日本たばこ産業は超人気の高配当銘柄ですが、私個人の意見としては高配当以外の魅力が乏しいかなと思っています。
たばこ市場は縮小傾向にあるため、私でしたら高配当株でも別の企業に投資を考えるかなと思います。
今回の分析は私の視点ですので、あくまで参考程度で投資対象として検討してみてください。
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