【就活生必見】オフショア開発とは何か

皆さんシステムエンジニアってどんな仕事をしているイメージでしょうか。毎日パソコンに向かってよくわかんない文字列を入力しているイメージでしょうか。

毎日パソコンに向かっているのは間違いないですが、システムエンジニアの仕事は様々あります。要件定義、設計、開発、試験、保守、その他庶務作業などが大体の仕事内容でしょうか。今回はその中の「開発」に注目していきます。

私もシステムエンジニアとして働いているのですが、現場に配属されたときに先輩に「この現場はオフショア開発だから。」と言われました。この時私は心の中で「オフショア開発ってなんだ。。。」と思いました。

今回はそんなオフショア開発について説明していきます。日本のIT業界はオフショア開発は少なくないと思いますので知っていて損はないと思います。

オフショアってどういう意味

まずはオフショア開発の「オフショア」の意味についてです。英語が得意な人とIT業界で働いている人以外は聞きなれない言葉だと思います。

・オフショア…「off」と「shore」が組み合わさってできた言葉、「そこから離れる」という意味

オフショアは上記のような意味ですが、ビジネスの世界では「海外」という意味で使用されます。

オフショア開発とは

オフショアの意味は分かりましたが、では実際オフショア開発について説明します。

簡単に言えばシステムの開発工程を「海外企業に委託する」ということです。

実は私の現場ではオフショア開発を実施していますので、私の現場を例にして紹介します。

私の現場では某システムを半年周期リリースします。半年の間に要件定義→設計→試験→リリース→保守という流れで行います(保守は年中)。

この中で開発と一部試験を上海の企業に委託しています。作業分担は以下のようになっています。

日本…要件定義、設計(外部設計)、試験(結合試験~)、保守

上海…開発、設計(内部設計)試験(単体試験)

日本側が決めた方針を基に海外側が開発する感じです。チャットやメール、オンライン会議でコミュニケーションと取って仕事をしています。

また、これは私の現場だけかもしれませんが日本側にブリッチと呼ばれる日本と上海のコミュニケーションを円滑に進める役割の人が存在します。

ただし、オフショア開発には様々なメリット・デメリットがあるので次の章で紹介します。

オフショア開発のメリット・デメリット

●オフショア開発のメリット

①開発コストの削減

→オフショア開発先はアジアが多いが、アジアは人件費などのコストが低いため全体的なコスト削減につながる

②優秀な人材が多い

→日本はITエンジニアが不足しており、海外のほうが優秀な人材を確保しやすい傾向にあります

●オフショア開発のデメリット

①時差

→どんな仕事でも即時対応というものが発生しますが、時差によって連絡が取れないことがある

②文化・習慣

→国が違うので文化や習慣も違う、特に祝日など大型連休のときは調整が必要(日本のゴールデンウイーク、中国の春節など)」

③コミュニケーション

→オフショア開発をしている企業は基本的に日本語を話せる人がいますが、日本語の細かいニュアンスを伝えるのは難しい(設計書は日本語なので伝わらないことが多々ある)

④日本側の技術力がつきにくい

→開発を海外側に任せるのでプログラムに触れる機会が少なく、技術力がつきにくい

まとめ(ここだけでも見て行って)

ここまで話してきて私から就活生の皆さんに伝えたいことがあります。それは面接のときにオフショア開発をしているかどうかを必ず聞いてほしいということです。

皆さんがもしプログラムをバリバリ書いて開発をしたい場合、オフショア開発をしている企業では開発作業ができない可能性があります。

これからIT企業に就職を考えている人は「オフショア開発」について事前に知識を持っておくことをおすすめします。

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