社会人はEXCELを多用します。EXCELは非常に便利で様々な機能があります。誰でも簡単に使えますが、使いこなすのは非常に難しいです。
今回はそんなEXCEL機能の中でも社会人が最も使う関数ランキング1位(おそらく)の「VLOOKUP関数」の使い方について説明します。
実際私は社会人になってからVLOOKUP関数を使う機会が非常に多くなりました。社会人にとってEXCELは必須スキルなのでここで確認しましょう。
VLOOKUP関数ってどんな関数?どんな時に使う?
・どんな関数?
→簡単に言うと、表から検索したい値を取り出してくれる関数です。
・どんな時に使う?
→大量のデータから指定のデータを取り出したいときや、2つのデータ群を比較し重複がないか探したいとき
使い方の例(指定のデータを取り出す)
言葉で説明するのは難しいので、ここでは実際にEXCELを使って簡単にVLOOKUP関数を使ってみます。
例)受注表と顧客リストから「発注リスト」を作成する
①検索値を指定する
まずは検査値を決めます。 今回は受注表の顧客番号から顧客情報を検索したいので顧客番号が検査値になります。
②検索範囲を選択する
次は検索範囲を設定します。
今回は顧客リストの情報を取り出したいので顧客リストすべてが対象になります。
※絶対参照をつけましょう
※検索範囲は、検索値が含まれている必要があります
③取り出したいデータの列番号を選択する
次は列番号を指定します。
今回は顧客名を取り出したいので「2」を指定します。
④検索方法を指定する
次は検索方法を指定する。
※FALSE:検索する際、検索値と完全に一致するデータのみを範囲から取り出す
※TRUE:検索する際、検索値に一番近いデータ(検索値未満の最大値)を範囲から取り出す
⑤各セルに関数をセットする
最後に各セルに関数をセットします。状況に合わせて絶対参照を付けるなど工夫してみてください。
使い方の例(データ重複を探す)
例)参加者名簿から参加者の出席状況を確かめる
関数は「VLOOKUP(D24,$B$24:$B$29,1,0)」です。
「参加者名簿」「出席者」どちらにも名前がある場合はE列に名前が表示されています。
#N/Aとなっているのは参加者名簿に名前がないということになります。
おまけ)#N/Aの表示を変える
#N/Aの表示を変える方法を説明します。EXCELの見た目が良くなるのでやってみてください。
これはIFERROR関数を組み合わせて使用することで実現できます。
関数式は「IFERROR(値 , エラーの場合の値 )」となっており、
今回は「=IFERROR(VLOOKUP(D24,$B$24:$B$29,1,0),”名簿登録なし”)」のように設定します。
エラーになった場合の理由を決めておくと表としてもわかりやすいかもしれませんね。
まとめ
今回紹介した使用方法以外でもVLOOKUP関数は様々な使い方ができます。ただし、上記で紹介した使い方がベースになるので是非覚えてみてください。
VLOOKUP関数は社会人必須のスキルですのでマスターしましょう!
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