【結局得なの?】ふるさと納税についてしっかり考えてみた

皆さんはふるさと納税していますか。
うまく活用している人もいますが、結局割高で商品買っているだけで全然得してない、むしろ損しているのでは?と思っている人もいるのではないでしょうか。
今回は改めてふるさと納税について考えてみました。
私はサラリーマンですが周りでふるさと納税している人は結構多いです。そんな人達の話も聞いてみたのでご紹介します。

ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税は簡単に言うと「自分の好きな地方自治体に寄付すること」です。そして「寄付をしたのになぜかお金が返ってきてなんか物がもらえる」制度です。
ふるさと納税の大きなメリットを2つ紹介します。

返礼品がもらえる

→ふるさと納税は寄付を行う制度ですが、今では返礼品が主役になっています。自分が育った地域にふるさと納税するのも良いですが、魅力的な返礼品がある地域にふるさと納税することもできます。

税金が還付、控除される

→控除上限額以内であればその年の所得税還付(納めた税金の一部が戻ってくること)と翌年の個人住民税控除(税金から一定の金額を差し引くこと)が受けられる。個人の所得によって還付・控除の額は決まっていますが実質負担額2000円となるのが魅力です。(例:5万円分の寄付をしたが4万8千円は戻ってきて返礼品ももらえるイメージ。ただし控除上限額は人によって違うので本当に要注意)
下記のようなイメージです。

改悪された?(2023年10月~)

ふるさと納税は比較的新しい制度なのでよく制度変更が発生します。今回は直近で発生した制度変更を紹介します。

経費ルールが厳しくなった

→これは住民側のデメリットとしては返礼品の質が落ちる、もしくは寄付額が増える可能性があります。(寄付金額が依然と同じ返礼品でも上がる、または同じ寄付金額でも以前より返礼品の量が減る可能性がある)
この経費ルールは地方自治体が返礼品を準備する際に、すべての経費を合わせて5割以下にしなければならないというルールです。これまでもこのルールがあったのですが、さらに厳しくなりすべての経費などもきちんと含めて5割になるため返礼品に使えるお金が少なくなる可能性があります。

返礼品の基準変更

→返礼品は地場産品でなければならない。今回のルール変更で肉と米が特に厳しくなりました。原材料がその土地の品である必要があるので米や肉の返礼品自体がなくなる地域も出てくると思います。

気を付けること

ふるさと納税には気を付けなければいけないことがいくつかあります。ふるさと納税で大きな損をすることにならないよう以下には注意してください。

ワンストップ特例制度の期限

→ワンストップ特例制度の申請期限は翌年の1月です。間に合わなかったら確定申告する必要があります。

6以上の自治体に寄付(ワンストップ特例制度)

→6以上の自治体に寄付するとすべての申請がNGになります。翌年の住民税も変わらないので純粋に寄付しただけになります。
6以上の自治体に寄付した場合は確定申告を行いましょう。

確定申告した場合ワンストップ特例制度は上書きされる

→ワンストップ特例制度で申請をして、確定申告もする人は確定申告のふるさと納税分の寄付金控除の記載をしないと0円で上書きされてしまいます。ワンストップ特例制度の申請より確定申告の効力が強いからです。

控除上限額を超える

→ふるさと納税の控除上限額はその年の年収で決まります。控除限度額を超えて寄付した場合、限度額を超えた部分は単純な寄付になりますので注意してください。

結局やるべき?

ここまで話して結局得なのか、やるべきなのか、ということについては「得なのでやるべき」です。税金や控除という言葉で敬遠する人もいるかもしれないですが、きちんと制度を理解しているとかなりお得です。上記で話した注意点もあるのでそこは気を付けなければいけませんが皆さんやってみてください。
その年に寄付した分は翌年に控除なので、その年は割高な買い物をしているだけという実感しかないですが翌年の給与明細を見たら実感すると思います。ちなみに私は会社の同期と明細を見比べた時に住民税が違いすぎたのがふるさと納税に興味を持ったきっかけでした。(毎月3000円以上住民税の額が違った。。)

まとめ

今回はふるさと納税について話してきました。 ふるさと納税はかなりお得なので基本的にはやったほうが良いです。申請などのめんどくさい部分はありますが皆さんも是非やってみてください。
ちなみにふるさと納税の返礼品で人気なお肉ですが、一人暮らしの私の先輩がもらったところ脂っこくて食べきれなかったみたいです。。
返礼品選びは慎重に。

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