働くうえでテレワークという選択肢が増えましたが、テレワークが増えたことによって発生する問題も多くあります。
今回はシステムエンジニアとして働いている私が感じたテレワークの問題点をいくつか紹介します。
私自身が仕事をしていて思ったことがベースなのでそのつもりで確認してみてください。
生産性の低下
現場と自宅では、生産性に明確な差が出ることがあります。やはり自宅では集中できない場合も多いので、出社時と同じ生産性で働くことは難しいです。
進捗状況が見えにくい
これは管理側の意見ですが、リモートではメンバーの作業状況が見えにくく、プロジェクトの進捗管理が難しくなります。
コミュニケーション不足
もちろんテレワークではコミュニケーションが不足します。チャットや会議の場だけで十分と考える人もいるかと思いますが、ちょっとした疑問を聞いたり、息抜きに雑談をすることは、作業に良い影響を与えます。コミュニケーションが苦手な人ほど、テレワークになると一人で考え込んでしまう傾向にもあるので、注意が必要です。
セキュリティリスクがある
テレワークになると業務で使用するPCが自宅用で一台増えます。また、自宅のネットワークから職場に繋ぐため、職場よりもセキュリティが脆弱になる場合が多いです。実際、私の会社でもテレワーク用のPCでセキュリティ事故が発生したケースがあり、セキュリティリスクはテレワークのほうが高いといえます。自宅でのセキュリティ事故の結果、テレワークが禁止になった現場も私の会社にはあります。
緊急時の対応が遅れる
障害発生時などの緊急時には、情報共有や即時対応が必要なためテレワークでは対応が遅れる場合があります。緊急時にはどうしても現場にいる人の負荷が高くなるため、注意が必要です。
顧客との信頼関係が築きにくい
システムエンジニアには基本的に顧客が存在します。顧客と信頼関係を築くことは業務においても重要ですが、テレワークが普及してからは物理的に会う回数が減るため顧客との信頼関係は築きにくいです。私の現場でもメンバーには顧客に一度も会ったことがなく、オンライン会議で声しか聞いたことがない人もいます。
モチベーションが低下する
テレワークはチーム感や、仕事をしている感覚が薄れますのでモチベーションの低下に繋がりやすいです。
不公平感や軋轢が生まれる
テレワークと出社では、様々なことに気を使わなくて良いテレワークのほうが楽です。システムエンジニアは同じ会社でも、プロジェクトが違うと全く別の仕事になります。一方のプロジェクトは毎日テレワーク、もう一方では毎日出社ということもあります。そうなってくると毎日出社している人は、不満が溜まってしまいます。
まとめ
今回はシステムエンジニアにおけるテレワークの弊害について話してきました。テレワークはコロナをきっかけに多く普及してきましたが、働き方を変えた一方で弊害も生まれています。
自宅で働けるというのは素晴らしいですが、出社し適度な緊張感を持ちながら働くことも成長につながりますので、システムエンジニアの場合はバランスが大事だと思います。
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