【日本製鉄(5401)】スコア比較で人気の高配当株を徹底分析

高配当株で不労所得を得ることが私の夢です。
将来、働かずに不労所得だけで暮らすためには、高配当株投資が一つの鍵になると思っています。
今回は今後持ち続けたい高配当株を自分なりに徹底分析していきたいと思います。皆さんの参考になるように詳しく、わかりやすく分析していきますので見ていってください。
今回は「日本製鉄」を徹底分析します。(2026年1月9日時点の分析です)

株価

評価:★★★★★
日本製鉄の株価の推移は図1の通りです。株価は現在600円付近となっています。

図1 日本製鉄の株価推移

日本製鉄は、2025年10月1日に株式分割を行い、直近は600円付近で推移しており、長期的に見ても安定した推移を見せています。株価1,000円以下は、投資初心者でも手が出しやすいため、評価は星5つとします。

業績

評価:★★★☆☆
日本製鉄の業績を調べると、売上が上がっていても利益が減少しています。
鉄鋼業界においてこのような乖離が発生する主な要因は、販売価格の上昇が原材料コストやエネルギーコストの増加に追いついていないか、あるいは国際的な価格競争の激化により価格転嫁力が弱まっているかのいずれか、または両方の複合的な影響です。
日本製鉄が一時的に、または構造的に非常に厳しいコスト環境に直面していることが予想されますので、これらのことから日本製鉄の業績評価は、星3つとします。

配当

評価:★★★★☆
日本製鉄は、業績に応じた利益の配分を基本としており、配当性向について年間 30%程度を目安にしています。配当利回りは高くなっていますが、業績に左右されることから、評価は星4つとします。

優待

評価:★☆☆☆☆
日本製鉄の株主優待は、工場見学会になります。
5,000株以上なので優待を受けるハードルは高く、工場見学自体も人気の優待とは言えないため、評価は星1つとします。

市場

評価:★★☆☆☆
日本製鉄は、国内市場を基盤としてグローバル展開も行っていますが、メインの鉄鋼産業は逆風に直面しています。国内鉄鋼需要は低調に推移していますし、USスチール買収は国内市場の縮小による戦略であるため、国内鉄鋼産業の景気悪化は認めざるを得ません。
一方でグローバル市場はどうなのか、こちらも不安定性を拭えません。欧州市場では鉄鋼需要が3年連続で前年割れの見通しですし、中国が鋼材輸出を極めて高水準で維持しているため、アジアを中心としたグローバルな鋼材価格に下押し圧力をかけ、日本製鉄の輸出採算を直接的に圧迫しています。
上記のことから、非常に不安定な状況が続いていると判断できるため、市場の評価は星2つとします。

将来性

評価:★★★☆☆
日本製鉄の将来性は、「グローバル化」「脱炭素化」「DX」の3つの成長戦略が鍵になります。特に大きな影響となるのが、USスチール買収後の効果がどのような影響を及ぼすのかです。日本製鉄は今後大きな成長投資を実施していくとしていますが、これが上手くいくのか、いつ利益として数字に表れてくるのかは想像できません。もちろん、米国とのいざこざがあった件ですし、必ずしも良い結果になるとは限りませんので、評価は星3つとします。

安全性

評価:★★★☆☆
(★☆☆☆☆:とても危険(リスク大)~★★★★★:とても安全(リスク小))
日本製鉄への投資を考える上では、以下の3つのリスクを考える必要があります。
1つ目は、USスチール買収に伴う「統合・財務リスク」です。
巨額の投資となっている本件ですが、計画の不透明感がある以上は成功が約束されませんので、非常に大きなリスクとなります。大きな利益としてリターンが期待できるのも最短で数年後ですので、現状は期待よりもリスクが注目されます。
2つ目は、脱炭素に向けた「構造転換リスク」です。
2050年カーボンニュートラル達成に向けて、技術開発に伴う多大な投資額を回収できるのか、資金調達計画への影響が懸念されます。
3つ目は、「国際市場リスク」です。
中国国内の不動産不況により、余った鉄鋼がアジア市場に低価格で放出されています。これが国際的な鋼材価格を押し下げているため、この状況が続くことになると業績に影響を与え続けることになります。
これらのことから、日本製鉄は多くのリスクも抱えていると判断して、安全性の評価は星3つとします。

合計スコアと総括

日本製鉄の合計スコアは21点(35点満点)となります。各評価は以下の図2のようになります。

図2 日本製鉄の投資スコア

★総括★

仕込むなら今か
→株式分割後で株価も安く、中長期の成長を期待するなら今はまさに買い時
短期投資はおすすめできない
→この数年は大規模な成長投資の段階、短期的な数字には注意が必要
高配当株として安定が欲しい人には割引か
→安定した配当ではなく、業績に応じた配当
市場は逆風
→鉄鋼産業は国内市場、国際市場ともに良い状況とは言えない

まとめ

今回は日本製鉄について分析してみました。
日本製鉄は、USスチール買収という転換期であるため、今後の成長を期待するのであればまさに買い時だと思います。ただし、あくまで長期投資が前提です。USスチール買収やそれに伴う成長投資の成果が出るのは、数年、数十年後かもしれませんので、気長に待てる人にはおすすめです。
今回の分析は私の視点ですので、あくまで参考程度で投資対象として検討してみてください。

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