【次のトレンド?】量子コンピュータ関連銘柄を調べてみた

株式市場にはトレンドがあります。
通信株、防衛株、商社株、海運株、半導体関連など、その銘柄を持っているだけで大きな利益を得られる時期というのが存在します。
今回は、今後日本で大きなトレンドとなる可能性がある量子コンピュータ関連銘柄を調べてみました。日本株に限定しています。

量子コンピュータとは

まず簡単に量子コンピュータとは何なのかを説明します。
量子コンピュータは量子力学の原理を活用したコンピュータのことで、従来のコンピュータと比べて性能が圧倒的に向上したコンピュータです。
従来のコンピュータはビット情報(0または1)を扱うのですが、量子コンピュータでは量子ビット(0と1を同時に扱うことができる状態)を扱う「重ね合わせ」を用います。さらに、「量子もつれ」を利用することで並列計算能力が向上し、複雑な計算やシミュレーションの速度が飛躍的に向上します。
まだ発展途上の技術で課題も多いですが今後期待できる分野になっています。

富士通(6702)

富士通は日本企業の中でも量子コンピュータ事業に積極的に取り組んでいます。
2025年4月には理化学研究所と共同開発した量子コンピュータが稼働を開始したなど、日本では量子コンピュータ分野で最先端の企業と言えます。
量子コンピュータ事業の進展に関わらず株価は右肩上がりですので今から仕込んでも良さそうです。

NTT(9432)

NTTは多角的に量子コンピュータの研究開発を進めていますが、特に光量子コンピュータの開発に力を入れています。NTTは光通信技術という強みもありますので、実用化という面でも期待ができます。
株価が低く高配当という特徴がありますので、今から仕込んで気長に待つのも良いです。

日立製作所(6501)

日立製作所はシリコン量子コンピュータの開発に力を入れています。これは富士通やNTTとは別のアプローチを取っているため、差別化が図れている点も強みです。

HPCシステムズ(6597)

HPCシステムズは量子コンピュータのアプリケーション開発を行う株式会社QunaSysと業務提携をしています。量子コンピュータそのものを開発というよりは、今後量子コンピュータをどのように応用していくかという観点で要注目です。

豊田通商(8015)

豊田通商は量子コンピュータの産業への応用を目指して取り組みを行っています。
また、豊田通商も株式会社QunaSysと業務提携していますので、今後も注視が必要です。

フィックスターズ(3687)

フィックスターズは量子コンピュータの活用に向けて、ソフトウェア開発に力を入れています。ソフトウェアサービスに元々強い企業ですので、量子コンピュータが流行した場合に恩恵を受ける可能性があります。

ブルーミーム(4069)

ブルーミームは量子コンピュータを活用した情報解析技術に力を入れています。
分析や解析といった分野は、量子コンピュータが最も得意とする分野ですので今後も期待ができます。

オキサイド(6521)

オキサイドは量子技術を支えるデバイス開発を行っています。
量子コンピュータを支える技術で、重要な役割ですので注目していきましょう。

東芝(6502)

東芝は量子暗号通信や量子インスパイアード計算機など様々な技術で開発を行っています。
技術力の高さを武器にして複数の分野にアプローチしているため期待ができます。

NEC(6701)

NECは量子アニーリングを疑似的に実現するサービスや超伝導量子ビットの研究開発を行っています。
量子技術を社会実現する為に幅広いアプローチを行っているのが注目となります。

まとめ

今回は量子コンピュータ銘柄について調べてみました。
量子コンピュータはまだまだ未来の技術とも言われているため、広く普及されるのは先のことかもしれません。しかし、実用化が実現すれば多くの分野で活躍する可能性が非常に高いため先行投資ではありますが、今から狙いの株を見つけておくのも良いと思います。

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