石破茂が内閣総理大臣を辞任し、新たな総理大臣を決める総裁選が10月4日に行われます。
支持率の低下が著しい自民党ですが、新たな内閣総理大臣の誕生で日本は今後どうなっていくのでしょうか。
今回は高市早苗が総理大臣になった場合の影響について、分析していきます。
高市早苗の簡単な紹介
はじめに、高市早苗氏について簡単に説明します。
氏名:高市 早苗(たかいち さなえ)
生年月日:昭和36年3月7日
出身地:奈良県
選挙区:衆議院奈良2区
高市早苗氏は、強固な保守思想を基盤とし、積極財政と戦略的な国家投資を強力に推進する姿勢を鮮明にしています。特に経済安全保障と、次世代原子力技術への投資を重視しています。故安倍晋三元首相の思想を継承する立場として知られています。
高市早苗の政策
高市早苗氏が掲げている政策や、話している内容を基にして高市早苗氏の考え方をまとめます。
経済・財政政策
積極財政を唱えています。
赤字国債の発行も容認する姿勢を示しており、大胆な投資をすることで経済を成長させるとしています。
物価高対策
ガソリンの暫定税率廃止に加え、給付付き税額控除の導入を提案しています。給付付き税額控除は、所得税減税を行い、減税しきれない部分は現金給付で対応する案になります。
外国人問題
スパイ防止法や外国人問題には積極的であり、外国人問題はゼロベースで考えるとしています。
経済的利益を求める難民、違法滞在者、福祉を受けるためだけの場合も帰国してもらう、外国人による土地取得も是正が必要との発言もあります。
外交・安全保障
憲法9条の改正を主張しており、敵基地攻撃能力の保有を可能とすべきだと提唱しています。
エネルギー・環境政策
エネルギーの自給率向上を目指しています。原子力の再稼働にも肯定的です。
太陽光パネルによる環境破壊への懸念を表明しています。
日本への影響と今後の予想
高市早苗氏が総理大臣になった場合の日本への影響と今後のシナリオを予想してみます。
高市早苗氏の最大の特徴は、積極財政と投資拡大による経済成長の期待です。日本がより国家主導になり積極的な経済、外交路線へと転換する可能性があります。外交面では、強硬な安全保障政策と歴史認識に関する妥協のない姿勢が前面に出る可能性があり、特定の国々との間で緊張が高まる可能性もあります。
故安倍晋三元首相の思想を継承する可能性が非常に高いため、経済成長が最重視となるでしょう。
また、株価市場にも大きな影響を及ぼす可能性があります。前回の総裁選時も高市早苗氏が自民党総裁になる可能性が高まった際に、大きく株価が上昇しました。その後、石破茂氏が総裁になった際に株価が大きく下落したため、石破茂氏とは基本的に逆のスタンスという事になります。
まとめ
今回は高市早苗氏が総理大臣になった場合について考えてみました。
高市早苗氏は積極財政の考え方を持っており、故安倍晋三元首相の思想に近いと言えます。このことから、特に株式投資を行う人にとっては、株価上昇のチャンスでもありますので総裁選の行方からは目が離せないでしょう。
ただし、現在の自民党は国民からの支持を大きく落としている背景もあり、誰がトップに立っても変わらないのではという疑念も頭に入れておく必要があります。


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