【NTT(9432)】スコア比較で人気の高配当株を徹底分析

高配当株で不労所得を得ることが私の夢です。
将来は働かずに不労所得だけで暮らすためには、高配当株投資が一つの鍵になると思っています。
今回は今後持ち続けたい高配当株を自分なりに徹底分析していきたいと思います。皆さんの参考になるように詳しく、わかりやすく分析していきますので見ていってください。
今回は「NTT」を徹底分析します。(2025年6月4日時点での分析です)

株価

評価:★★★★★
NTTの株価の推移は図1の通りです。1株当たりの株価は約160円となっています。

図1 NTTの株価推移

株価は安くて初心者でも手を出しやすく、図1のチャートを見ても安定傾向にあります。

業績

評価:★★★★☆
NTTの業績は近年安定しています。
成熟した企業であり、急激な成長はありませんが安定しているという点では長期投資に向いている株となります。 2025年、2026年で利益率が下がっていますので注視は必要です。

配当

評価:★★★★★
NTTは株主還元に力を入れており、配当金は15期連続で増配予定となっています。2003年から比較すると現在は約10倍となっており、今後も増配が期待できます。
配当利回りも3%前半と配当収入を重視する場合には最適だと言えます。

優待

評価:★☆☆☆☆
NTTの株主優待は「dポイント」の贈呈です。優待利回りは高いですが、使い方が限られるため、他社と比較してもそこまで魅力的ではないです。

市場

評価:★★☆☆☆
NTTは日本最大級の通信事業者ですが、通信事業だけでなくIT関連やグローバル事業も展開しています。
通信事業ではKDDI、ソフトバンク、楽天、他の事業でも大手企業が競合となります。通信事業では圧倒的なシェアを持っていますが、他社は柔軟なサービスで差別化を図っている印象です。また、通信事業は成熟化しており、ユーザーが限界に達しているという懸念点もあります。

将来性

評価:★★★☆☆
NTTの主要な事業である通信事業は、ユーザーの伸びが期待できないため、別の事業や技術への投資が今後の成長戦略となります。 NTTデータの完全子会社化やSBIホールディングスとの業務提携、データセンターへの投資、IOWN構想(次世代ネットワーク技術)など、安定企業でありながら、今後の成長性も持ち合わせており、競合他社と比較しても幅広い事業を展開していることは今後期待できます。

危険性

★☆☆☆☆:とても危険(リスク大)~★★★★★:とても安全(リスク小)

評価:★★★★☆
NTTは非常に安定した企業であり、投資対象としてもリスクが少ないように思えます。
ただし、気になる点もいくつかありますので懸念点も紹介します。

積極的な買収に伴うリスク
→近年積極的なM&A戦略を行っていますが、期待の反面でコストがかかりますので注意が必要です。 ・NTT法の規制緩和に伴うリスク
→NTT法は政府が株式の3分の1以上を保有する義務がありますが、この部分が緩和されると売りが一気に進む可能性があります。

スコアと総括

NTTの合計スコアは25点(35点満点)となります。各評価は以下の図2のようになります。

図2 NTTの投資スコア

★総括★
・安全第一の株というイメージ
・防衛株でありながら成長性も兼ね備えている
・長期投資前提と考えたほうが良い(短期トレーダーにはおすすめできない)
・株価がかなり安いので焦らずに買い増ししていく戦略で問題ない
・配当目的以外ではそこまで魅力は感じない

まとめ

今回はNTT株について分析してみました。
NTT株は数倍、数十倍といった成長は期待できないかもしれませんが、安定成長と高い配当金という魅力があります。
安定した配当を重視し、堅実な資産形成を目指す方には適した投資対象と言えます。
今回の分析は私の視点ですので、あくまで参考程度で投資対象として検討してみてください。

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