石破茂が内閣総理大臣を辞任し、新たな総理大臣を決める総裁選が10月4日に行われます。
支持率の低下が著しい自民党ですが、新たな内閣総理大臣の誕生で日本は今後どうなっていくのでしょうか。
今回は林芳正が総理大臣になった場合の影響について、分析していきます。
林芳正の簡単な紹介
はじめに、林芳正氏について簡単に説明します。
氏名:林 芳正(はやし よしまさ)
生年月日:昭和36年1月19日
出身地:山口県
選挙区:山口3区
林芳正氏は、内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣、農林水産大臣などを歴任した実務能力が強みです。林芳正氏は、岸田・石破政権の路線を継承する可能性が非常に高く、推薦人も旧岸田派の議員が多いです。
林芳正の政策
林芳正氏が掲げている政策や、話している内容を基にして林芳正氏の考え方をまとめます。
・政策の柱
少子化対策、国土強靭化、外交・防衛の3つの柱が中心となっています。
・物価高対策
低・中所得世帯への支援が必要だとしています。
また、最低賃金の引き上げも継続的に必要だとしています。
・外国人問題
インバウンドが増えていることに対して、制度設計を行う必要があるとしています。
・外交・安全保障
日米同盟の強化と防衛力の強化を進めると主張しています。
・社会保障
医療や介護のDXを進めることで、医療費の適正化を図る必要があるとしています。
日本への影響と今後の予想
林芳正氏が総理大臣になった場合の日本への影響と今後のシナリオを予想してみます。
林芳正氏が勝利した場合、自民党が安定と継続を優先したことを意味します。現行路線の延長として政権運営を行うため、財政規律を重視して着実に改革を行うものとなるでしょう。
また、株式市場にはどのような影響があるでしょうか。林芳正氏の強みは経験値の高さで安定した政権運営が予想されます。注力している防衛、エネルギー関連、通信関連などの関連株は上昇を見せるかもしれません。株式市場全体としては、当選直後は短期的に乱高下する可能性はありますが、石破政権に近い政権運営と判断できますので大きな影響は出ないと分析します。ただし、株式市場が高市早苗氏の当選を織り込んでいる場合は、林芳正氏が当選することで大きく株価が下落する可能性がある点には注意が必要です。
まとめ
今回は林芳正氏が総理大臣になった場合について考えてみました。
林芳正氏は、岸田政権と石破政権の2年間にわたって官房長官を務めてきました。このことから考え方や政策の方向性は、岸田・石破内閣を引き継ぐ形になるでしょう。自民党としては安定路線の継承者という事になりますが、国民からの目線では選挙で大敗した政権を引き継ぐという事には疑問が残るでしょう。


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