【SEの闇】数年働いて改めて感じる配属ガチャの大切さ

システムエンジニアには基本的に現場配属があり、どの現場に配属されるかで同じ会社でもやることが全然違います。 新人の頃は同期と配属ガチャに失敗した話をしていましたが、その頃はとにかく残業が多い現場がはずれだと思っていました。しかし数年経つと他にも配属ガチャのはずれ枠が明らかになってきました。
今回は数年働いたからわかる配属ガチャのはずれ枠を紹介します。

利益が低い現場

利益が低い現場、利益を出すのが難しい現場は大外れである可能性が高いです。理由としては以下があります。

▲評価がされにくく、昇格が遅くなる
どれだけ頑張って働いても、利益が低いと高い評価を得ることは難しいです。
仕事は利益を生むことが第一です。
あなたが優秀でも、チームで優秀でなければ意味がないのです。

▲仕事内容がどんどん変わる
利益を出せない現場は新しい仕事を探す必要があります。
若手がこのような現場に配属された場合は、仕事に慣れないうちにどんどん仕事内容が変わる可能性があります。
実際に配属されて数カ月でチームが分断され、誰も頼れる人がいない状況で仕事を進めるケースも少なくありません。私の同期でも経験が浅い段階でこのような状況になった人はいました。精神が疲弊して休職した人もいましたし、逆にチャンスと捉え最速で出世した人もいたので一長一短ですね。

▲仕事量が増える(次に繋がらない仕事が増える)
利益を出すために新しい仕事を顧客に提案、または顧客から提案してもらいます。ただしお金がもらえるような仕事は簡単には見つからないため、最低限の工数を維持しつつ利益を出すため次に繋がらない一時的な仕事が発生し、一人一人の仕事量が増加する可能性が高いです。

▲優秀でない人材が増える
優秀な人材はコストが高いです。利益が出せないのでコストが低い人材を入れるしかなくなりますので必然的にチームのレベルが下がります。

利益の低い現場には多くの要因があります。
継続的に利益が低い現場の場合は改善も難しいためがっかりしてください。
顧客との調整が必要な部分が多くあなた一人の力ではどうしようもないことがほとんどですので。

管理者が優秀でない現場

自分達を評価する立場の管理者が優秀でない場合、良い成果を出しても正当に評価されないことがあります。逆に優秀な管理者の場合、通常の成果でもどんどん昇格することもあります。 会社の評価制度にもよりますが、優秀で影響力を持っている管理者の配下につくことは出世への近道です。私の会社でも評価制度が原因で会社を辞める人は少なくありません。

特定の仕事しかしない

システムエンジニアと言っても現場によって仕事内容は様々です。「要件定義からリリース、保守まで一連の作業をします」という現場もあれば、「試験しかしません」という現場もあります。特定の仕事にしか従事しない現場ではエンジニアとしての能力が養われなかったり、現場移動になった場合にノウハウがないため困ったり、転職で武器にならなかったりします。
特に若い頃は経験が成長に繋がりますので、特定の仕事にしか従事しない現場では将来の自分のためにならない可能性があります。

極端に人数が少ない、多い

人数が少ない現場は一人一人の責任が大きくなります。少数精鋭の場合は良いですが、そうでない場合は優秀なメンバーの負担がかなり大きくなります。
メンバーが多すぎる場合でも優秀なメンバーの負担は大きいです。極端に人数が多い現場はメンバーの入れ替えも激しく、驚くほど何もできない人がいたりします。
ただし、メンバーが少ない場合は顧客と接する機会が多くなったり仕事に対しての責任感が大きくなったりなどのメリットもあります。メンバーが多い場合で管理系のポジションを行った場合は、大人数プロジェクトをまとめた実績として転職に有利かもしれません。

仕事量が多すぎ

仕事量が多すぎるのは結局きついです。少なすぎるのも良くはないですが。

まとめ

はじめて現場に配属されたあの日は、仕事量が多くてガチャに外れたと同期と話していました。しかし、数年経ち多くの知識が増えていくと、現場の良い部分と悪い部分が更に見えてきました。ただ仕事量が多いだけの現場ならむしろ恵まれている思えるようなブラック現場がシステムエンジニアのプロジェクトには多くあります。
今回紹介した例が複数存在するような現場は、改善することも難しいケースが多いですので、あきらめて働き続ける、改善活動を行ってみる、現場異動を申し出てみる、転職するなどの方法を検討するのも一つの選択肢です。

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